ダイキン工業ニュースVol.30
ダイキン工業は10日、エアコンに使うガスの冷媒のうち、従来より地球温暖化への影響が少ない次世代冷媒に関する特許を、世界中の空調メーカーが無償で使えるようにしたと発表した。この冷媒が普及することで「地球環境に貢献する」(同社)のが狙い。
次世代冷媒「HFC-32」を使ったエアコンの製造や販売に関する14種類の特許を提供する。これまで新興国には無償提供しており、対象を全世界に広げた。
ダイキンは2012年に「HFC-32」を使ったエアコンを世界で初めて発売。今では国内の家庭向け商品のほぼ全てに使用している。
無償開放をきっかけに世界で新冷媒を使ったエアコンが増え、取り扱える業者が多くなれば、ダイキンも販売がしやすくなるとの思惑もある。
更新日:2015年09月11日