パナソニック、業務用エアコン売上高倍増へ 20年に2000億円
パナソニックは18日、店舗やオフィス向けの業務用エアコンについて2020年度に世界での売上高を16年度比で2倍の2000億円にする計画だと発表した。スマートフォン(スマホ)を通じて施工時の試運転や日ごろのメンテナンスができる製品を展開する。国内だけでなく中国やアジアを中心に販売を強化する。
10月には施工業者やビルの管理者などがスマホを使って簡単にエアコンの試運転や点検をできる機能を搭載した電気式エアコンの販売を始める。
空調には基幹部品のコンプレッサー(圧縮機)をガスと電気で動かす2タイプがあるが、メンテナンスに手間がかからず、機器を小型・軽量化できるのは電気式だ。同社の売上高のうち現在電気式のエアコンが5割を占めるが、20年度には7割以上に引き上げる。
また現在は5割程度の海外比率も7割以上に高める。空調の普及率が低く、市場の伸びしろが大きい中国やアジアを中心に拡販を進める予定だ。
更新日:2017年07月20日