空調機器大手ダイキンがカイロにショールームを開設
ダイキン・エジプトは、業務用および家庭用エアコンの技術をアピールするため、カイロに常設ショールーム「Solution Plaza外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を開設した。7月11日のオープニングセレモニーでは、現地の有力建設会社やディストリビューターなどの関係者に向けたショールームツアーを実施した。
ダイキン・エジプトは、2016年にダイキン工業(本社・大阪)の欧州法人などの出資により、空調機器の販売やアフターサービスの拠点として設立された。エジプトにおいて空調機器は、現地製造されている他社製品も普及しているが、人口増加に伴い、新行政首都や首都郊外などで大規模な都市開発が行われており、空調市場は徐々に拡大が見込まれる。このような背景から、ビル付属の業務用エアコンなどの空調機器について、販売拡大を目指す。
あわせて、インバータ(注)搭載の家庭用エアコンで省エネ需要も狙う。エジプトではエネルギー効率の悪い古い空調機器がまだ多く使われており、政府は省エネプロジェクトにも取り組んでいる。加えて、電気代が年々上昇していることもあり、将来的には省エネ機材は普及の可能性もある(2020年2月14日付地域・分析レポート参照)。
(注)電気を直流から交流に変換し、電圧と周波数を変更する装置のこと。機械の稼働状況を制御することで省エネ効果をもたらす。
更新日:2021年07月16日