ローソンとパナ、大連に新店舗出店
ローソンは7月30日、パナソニックと組んで、遼寧省大連市にモノのインターネット(IoT)を導入した新型店舗を開業した。両社が協力して環境配慮型の店舗を中国に設けるのは上海市に次いで2店舗目。大連の新型店舗では、ローソンで初となる非対面ロッカーとデジタルサイネージを設置する。デジタル化が進む中国で、IoT活用店舗を先行導入する。
ローソンの現地子会社、大連羅森便利店とパナソニックの中国法人、松下電器(中国)が、大連市中山区解放路に「ローソン大連青泥窪橋旗艦店」を設けた。パナソニックの省エネ・省二酸化炭素(CO2)最新設備である、独自技術「ナノイー」発生器を搭載した業務用エアコン、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」などを導入する。パナソニックの中国の植物工場で生産された水耕栽培野菜の販売も行う。
店舗の外壁面に設置するIoT非対面ロッカーは、専用のアプリで注文した商品を、店内で人と接触せずに受け取れるのが特長。アフターコロナの市場のニーズに対応した取り組みを新型店舗で進め、今後も拡大を図る考え。
ローソンとパナソニックは4月、上海市に環境配慮型モデル店舗「ローソン七シン路1010号店」(シン=くさかんむりに辛)を開業している。
ローソンは1996年、上海に中国本土1号店をオープン。その後、重慶市、遼寧省、江蘇省、浙江省、北京市、天津市、湖北省、安徽省、湖南省に展開し、21年6月時点で計3,773店を出店。日系コンビニでは最大の店舗数となっている。2025年までに1万店への拡大を目指す。
更新日:2021年08月03日