ダイキン、業務用エアコンの新商品 省エネ性能向上
ダイキン工業は19日、業務用エアコンの新商品2機種を10月から順次発売すると発表した。圧縮機の効率向上や人工知能(AI)を活用した運転制御などの機能を追加して省エネ性能を高め、温暖化ガス排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルのニーズに対応する。電気代の高騰で電力消費削減に注目が集まるなか、新商品で需要を取り込む。
ダイキンが新たに発売するビル用マルチエアコン
ビル用マルチエアコンには高効率の新型圧縮機を搭載した。建築物で使用するエネルギー消費量を実質ゼロにすることを目指すネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)などでの採用を狙う。ダイキン製の換気機器と組み合わせて湿度管理を担わせると省エネ性能と快適性を両立できるという。センサー故障時にも応急運転できる機能も付けた。
主に店舗向けの新機種でも圧縮機を高効率化したほか、AIによる自動運転で年間消費電力を15%削減する。室内の二酸化炭素(CO2)濃度を検知し、リモコンに表示して換気などを推奨する機能もある。
更新日：2022年07月19日
