全館空調システム ニュース
A棟全館空調システムで空調しているため家全体で温度差が少ない
. □入った瞬間から どの部屋も心地よい温かさ
■蓄積した制御技術 最適な空気循環、設計段階から考慮
同ハウスの体験を通して「きくばり」の持つ、(1)均一な適温(2)静寂(3)風当たりのなさ(4)空気のきれいさ(5)開放感・景観(デザイン性)-といった快適性を実感として理解することができるが、これらを実現化した背景には、同社が長年多くの実績の中で蓄積してきた経験と技術が大きく影響している。
「きくばり」は冷・暖房、除湿、空気清浄、換気の各機能を住居全体の中での空気の循環を考慮した上で一体化させたシステムだが、それぞれの機能を生かすためには最適な空気循環の設計が不可欠であり、これと連動して適正な熱量や風力の管理が欠かせない。これらを支えてきたのは、同社が得意とする空調制御技術をはじめ、空調における設計・施工・試験に関する技術と知見だ。
◆綿密なアドバイス
また、住宅の設計段階からの暮らし方を考えての綿密なアドバイスも重要なサービスとなっているが、ここでも同社の鍛錬された専門技術と経験の積み重ねが生かされている。システム導入後の定期点検・メンテナンスについても同じことがいえる。
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■導入効果 省エネや健康面でも発揮
快適性の創造を特長とする同システムだが、メリットはこれだけにとどまらない。そのひとつは外部と空気を入れ替える換気装置のしくみと機能にある。同装置に熱効率の高い部材を採用したことにより、内外の空気の熱交換が効率的に行えることに加え、同装置の存在により、通常は壁に設置される外気孔は必要なくなり、室温の均一性が向上することで、省エネルギー化の促進に貢献している。また館内の均一な適温化の実現は近年問題となっている「ヒートショック」の原因解消にも役立っている。
更新日:2013年04月22日